高崎市にある産婦人科 佐藤病院の経営企画室長 福田小百合さんに、病院の取り組みについてお話をお伺いしました。

2017.5.15

高崎市の産婦人科 佐藤病院 経営企画室長 福田小百合さん

「すべての女性の生涯を支えられる婦人科でありたい」

Q.妊婦さんに対しての病院の取り組みを教えていただけますか。

福田 : 妊婦さんには、安心して出産に臨めるように、母親学級や両親学級、分娩時の呼吸法(ソフロロジー式呼吸法)など各学級や、マタニティヨガやマタニティビクスなどのアクティビティを用意しています。
また妊婦健診では、栄養状態を確認する栄養スクリーニングと保健指導もあり、医師と連携して栄養士と助産師も、妊娠中のからだづくりを支えています。

Q.からだづくりの重要性について教えてください。

福田 : 妊娠中の栄養状態が、胎児の成長だけでなく後の生活習慣病の発症に大きく影響する事がわかっています。日本ではやせ女性が多く、栄養の不足や偏りが深刻です。妊娠をきっかけに、自分だけでなく家族の食生活や生活習慣を見直していただき、健康な子を産んでほしいと願っています。
また、日本は不妊大国といわれるくらい不妊で悩む方が多いのが現状です。「妊娠したい」と思ったときに妊娠できる体づくりは、若いころから必要です。食生活や生活習慣、健康のために必要なことは、なかなか学校では教えてくれないですから、早いうちから広く伝えていきたいと思って活動しています。

Q.実際にはどのような取り組みをされていますか。

福田 : 高校生に向けて「命の大切さ」「妊娠のしくみ」「病気の予防」などをお話しさせていただく機会も多く、実際に生まれたての赤ちゃんを見ていただきます。そうすると他人事だった「命」が身近に感じられます。
その中で「いつかおかあさんになるために今からバランスよく食事をしましょう!」と。
また理事長を務めるNPO法人ラサーナでは、市民公開講座や高崎美スタイルマラソンを通じて、子宮頸がん予防を含めた女性の健康の大切さ伝えています。

Q.行政に期待するところはありますか。

福田 : 多くの人に健康になってもらえるようしっかり連携していきたいですね。
食事や栄養の大切さを情報発信するだけでなく具体的に実行してもらえるように。
そして子宮頸がんで命を落とす人がゼロになるよう、自治体検診受診券の有効活用してもらえるように。
これらは連携することで大きな効果を生めると思っています。
また、全国的にも育児支援や社会復帰支援などの動きがありますが、育児不安を解消する「産後ケア」が大きな負担なく気軽に利用できる仕組みや、不安を声に出せない人たちに手をさしのべられるためにうまく連携できたらと思っています。
また産後の職場復帰をしやすいように女性にも企業側にも行政から充実した援助があるといいですね。

Q.病院について目指すところなど、お話いただけますか。

福田 : 佐藤病院は古くから産婦人科としてやっていますので、出産のための病院というイメージが大きいかと思いますが、思春期から老年期まで幅広い年代の方にご利用いただける女性のための専門病院です。
妊娠・出産はもちろん、不妊治療、婦人科疾患(子宮筋腫や内膜症など)、更年期症状、アンチエイジングやアスリートのための外来、症状はなくてもより健康になるための予防医療、栄養療法などにも力を入れ、女性のその時々のQOLを大切にした各分野の専門医が安全安心でかつ質の高い診療をこれからも提供していきます。
そして地域の女性が過ごしやすい環境をつくるお手伝いもしていこうと思っています。

住所 産婦人科 佐藤病院 高崎市若松町96
電話番号 027-322-2243
営業時間・定休日 AM 8:00〜11:30 / PM 13:00〜16:30 / 初診の方は水曜以外の11:00までにご来院ください。 急患・分娩は24時間いつでも受け付けます。 (面会時間)13:00〜20:00 / 水曜日午後・日曜・祝日
料金など
ホームページ・ブログなど www.sato-hospital.gr.jp/

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